JHNA健康通信バックナンバー

月1~2回配信しているメールマガジン【JHNA健康通信】のアーカイブ!

第139号 食物繊維で体調不良なら、低FODMAP食を試す?

バックナンバーを確認したら前回の配信から2か月近くたっていることに気づき、時間がたつことのはやさにあらためて驚いた、

ホリスティック栄養学修士ウエルネス・カウンセラー&ストレスニュートリショニストのナターシャ・スタルヒンです。

ずっと引きこもり状態で執筆をすすめているけど、外を歩くのが、1週間のうちなんと!たった15分程度。

極度の運動不足で、発狂しそうなのサ!

ちょっと気分転換をして、今日も元気にいってみようか~~っ♪

☆ 腸内環境を整えるはずが…
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下痢や便秘をくり返したり腹部膨満感がつづいたりする過敏性腸症候群(IBS)。

悩んでいる人は多いみたいだけど、病院で検査してもらっても異常が見つからず「原因不明」で片づけられちゃう腸のトラブルの一つね。

ストレスやトラウマが根底にあるとされるけど、過敏性腸症候群の人においては食物繊維、オリゴ糖や発酵食品の摂取が症状の悪化につながっているって最近の研究でわかってきたの。

そこで、欧州やオーストラリアで注目されはじめたのが、低FODMAP食。

砂糖(甘い物)や果物類ばかりでなく最近話題の“腸内フローラ”のために摂取がすすめられている、オリゴ糖や発酵食品もNG。

果糖(二糖類)やブドウ糖(単糖)は腸内で、酵母やバクテリアによって発酵されて、ガスが発生するんだけど、これがIBSの人にとって、つら~い症状を引きおこすことになるの。

また、オリゴ糖はプレバイオティクスとして知られ、本来、乳酸発酵の材料になってくれるのだけど、IBSの人の場合、乳酸発酵が活発になりすぎて、大腸内でガスが大量に発生。

腸内フローラのバランスが崩れ、腸内の浸透圧は高くなって水分の増加とともに過敏な腸がさらに過敏になっちゃうのね。


☆ 低FODMAP食の実践
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低FODMAP食で控えるべきなのは

1. 単糖類・二糖類の多いもの
(砂糖が含まれる甘い物、果物全般、ジュース、ハチミツ、乳糖など)

2. オリゴ糖
(甘味料、大豆、オクラゴボウ、玉ネギ、ニンニクなど)

3. 発酵食品
(納豆、漬物、キムチ麹、味噌、チーズ、ヨーグルトなど)

4. 糖アルコール
(菓子類、乳酸飲料などに含まれる、ソルビトールやキシリトール、マンニトールなど) 

これらを、3週間極力とらないようにするの。それで症状が楽になったら、1~4の1つのグループずつ食べはじめてみて、反応する食品グループを特定するの。

3週間これらを排除しても、症状に変化なければ、別に原因追及が必要。

栄養療法に詳しい専門医の診察を受けてみることね。

今、巷では、プレバイオティックや発酵食品などが流行っているけど過敏性腸症候群だけではなく、たとえば、カンジダ症がある人もこうした食品類は、ご法度なのよ。

多くの人にとって「健康にいい」食品でも、それが、すべての人にプラスに作用するわけではない。

自分の体から発せられる「声」にしっかり耳をかたむけ、「みんなが良いといっているから」「健康にいいはずだから」だけでさまざまな健康法や商品に安易に飛びつかないようにね。


今日の授業は、終り。

それでは、起立~~っ!

礼 <(_ _)> 。 


解散~~ん!!


☆ あとがき
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お知らせが遅れちゃったけど、来年5月12日(土)開講、JHNAストレスニュートリショニスト認定講座の詳細が決まり、今、サイトの準備中で~す。

今月中旬には募集開始予定。
もうちょっと待ってね。

また、第2回講座の受講生で現在カナダで、お子さんを育てながら新たな進路を目指しホリスティック栄養学の学校に通って猛勉強している女性が学校での様子や、カナダのホリスティック事情ほか興味深い情報をシリーズで協会(JHNA)の新設ブログに投稿してくれることに..♪

いずれも今日、リンク先をお伝えしたかったんだけど、準備が間にあわなかった~!

準備整い次第お知らせするので楽しみにしていてねっ!


あなたが、最高の健康を手にいれ、いつもハッピーでいられますよ~に…。


2017.12.08