JHNA健康通信バックナンバー

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第155号 暴力行為の栄養的要因

3月に入り、ワクワクしている
ホリスティック栄養学修士ウエルネス・カウンセラー&ストレスニュートリショニストのナターシャ・スタルヒンです。

2月までは寒くて、冬ごもりしかイメージできなかったけど、3月になると、パ~と目の前が明るくひらき、なりふり構わず、外を飛び回りたくなってしまうのサ。

さあ、今日も元気にいってみようか~~っ♪


☆ 気分や行動を操る
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最近、子供への虐待やDV、集団暴行など、暴力的な行動が報道されることが、とても多いよね。

こうした行動と食生活などと結び付けて考える人はほとんどいないだろうけど、実は、私たちの感情や気分、意識、そして行動などは、栄養素によって大きな影響をうけているのよ。

英国やオランダの刑務所で過去におこなわれた調査で、受刑者にビタミン、ミネラルなどのサプリメントを与えたところ、反社会的行動(暴力行為)が34~37%も減ったそうだし、米国のいくつかの州刑務所で食事に関する大規模な調査(研究)を実施したS教授は、「食傾向から将来の暴力行動を正確に予測できる」とまで、いっている。

また、代替医療のジャーナルでは、比較的少ないビタミン補給でも「学童の暴力行為が47%減少」と、報告している。

現代医学は、脳と体を分けて別物として扱い、ほとんどの医師は食事とメンタルヘルスや行動が関係あるとは考えていない。

でも、脳だって体の他の臓器/器官同様に細胞が集まってできており、1つ1つの細胞が正常に働くために適切な栄養素が必須なのよね。

それに、私たちの気分、心の元になっているセロトニンやドーパミン、GABAほか、すべての神経伝達物質の材料は栄養素だからね。

適切な栄養摂取ぬきでは、脳内は、まともに機能しない。

極端に落ち込んだり、逆に暴走しすぎちゃうってことも当然、おこってくるのね。

もちろん食事の質/栄養素だけが暴力行動の原因ではないけど、大きく影響していることは確かよ。


☆ 暴力行為の栄養的要因
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攻撃的/暴力的行動の栄養的要因としては5つあるとされているの。
 
ここで1つ1つ細かくは説明できないけど、大まかに触れておくと、

1.ビタミンの不足

攻撃的行動と関連するビタミン不足として知られるのは、ナイアシン、パントテン酸、ビタミンB1、B6、そしてビタミンC。

これらはどれもストレスで消費されやすく不足しやすいビタミン類ね。

2.ミネラルの過不足
 
・鉄は脳の神経伝達物資の合成に深く関わっていて、不足すれば合成がうまくいかずさまざまな精神症状が現れる。

・マグネシウム不足だと、イライラしやすくなり、攻撃性が増し、キレやすくなる。

・マンガンは必須ミネラルで不足はもちろんNGだけど、暴力的行動と結びつくのは、過剰のほうね。

・有害ミネラル
なかでも、鉛やカドミウムの蓄積が攻撃的、反社会的、暴力的行動に結びつくとされる。

※ミネラルバランスや有害ミネラルは、毛髪ミネラル検査で確認することができます。
 くわしくは、こちらをクリック!

3.アミノ酸(トリプトファン)不足
 
攻撃的な行動抑制に働く神経伝達物質の1つ、セロトニンの材料となるトリプトファンの食事からの摂取量が少ない場合に問題が…。

これらの他に、
4.反応性低血糖 や
5.食物過敏症なども関わっているとされる。

栄養関連と行動、さらにメンタル面とのつながりは深く、複雑なので、メルマガで十分にお伝えすることは難しい。

でも、今後、機会をみながら、少しずつ、詳しくお話しするようにしようね。

今回は、ミネラルの吸収について書く予定だったけど、最近のニュースを見ていてこの機会に、あなたが何気に日々口に入れている食べものや飲み物が体調だけでなく、あなたの気分や行動にまで影響しているってこと、少しでも意識してほしいなぁ~と思い予定を変更しちゃった。

ミネラルの吸収については次回に繰り越しま~す!


今日の授業は、終り。

それでは、起立~~っ!

礼 <(_ _)> 。 

解散~~ん!!


あなたが、最高の健康を手にいれ、いつもハッピーでいられますよ~に・・。

 

stressnutrition.jp


2019.3.1
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