久々にボディタイプがらみの質問をいただいた、
ホリスティック栄養学修士&酵素栄養学スペシャリストのナターシャ・スタルヒンです。
酵素栄養学では、食行動や嗜好、その他の要素をベースに体質を分類して、その人に不足している消化酵素を特定。
その上で、食生活のアドバイスをしていく方法がとられる場合があるのだけど、最近はボディタイプ別の指導を離れていて頭から抜けてしまったことも多いので昔の資料をひっくり返す羽目になったのサ。
それでは、今日も元気にいってみようか~~!!
☆ タンパク質分解が苦手なら…
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ということで今日は、ホルモンの話からちょっと離れて、ご質問にお答えることにするね。
ボディタイピングについては、私の著書『食べてキレイにやせる酵素ダイエット』で扱っているのだけど、そこでは、各ボディタイプの特徴、ボディタイプにあった食材や食べ方などを伝授しているの。
質問者は、Pタイプとのこと。
Pタイプは、上半身中心、とくにお腹まわりに脂肪がつきやすい、男性に多いタイプだけど、女性の場合は、胸が大きいのが特徴。(ちなみに、私もPタイプ・・)
Pタイプは、セルライトにはなりにくいけど、心臓病、糖尿病ほか、生活習慣病に悩まされる傾向にあるボディタイプ。
食習慣としては肉が大好きなんだけどタンパク質分解が苦手なタイプなので、それがトラブルの元になりやすいのね。
下記Q&Aは、Pタイプではないあなたにも参考になると思うよ。
Q. 「豆腐」は、なぜNG?
A. 豆腐には、トリプシンインヒビター(阻害因子)が含まれ、タンパク質の消化を妨げやすいの。
トリプシン阻害因子そのものもタンパク質。だから熱を加えればその作用は失われるのね。
でも、かなりしぶとい物質なので、豆腐にしても、20%は残るといわれるのよ。
そもそもタンパク質の分解が苦手なPタイプが、阻害因子が含まれる食品をとることは、まずます消化のトラブルを起こしやすくなるので、好ましくないのね。
大豆食品では納豆がおすすめよっ!
☆ 小麦粉や柑橘系に注意?
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Q. 小麦粉が好ましくない理由は?
A. まず、白く加工された食品は、もともとそのものに含まれ、その食物を代謝するのに必要なビタミン&ミネラル類が取り除かれている。
こうした食品は血糖値をあげやすく、生活習慣病になりやすいPタイプとしては、気をつけるべきなの。
また、小麦粉にグルテンが含まれているのは知っているよね?
これもタンパク質の一種。
小麦アレルギーをもっていなくても、タンパク質分解が不得意のPタイプの人は消化器系がグルテンに敏感に反応して小腸の粘膜が炎症をおこし、栄養素の吸収に支障をおこす可能性があるとされるのね。
これが、さまざまな体のトラブルにつながっていくことから、極力控えたほうがいい!っていわれるわけ。
Q. グレープフルーツや柑橘系フルーツがむかない理由は?
A. タンパク質と柑橘系は一緒にとることで タンパク質の消化の邪魔をするとされるの。
一緒に摂取しなくても、タンパク質が完全に消化する前なら、消化管のなかでは同じことが…。
少量のグレープフルーツや柑橘系フルーツを単独で食事から離して食べるのであれば問題なし。
食べる場合は、タンパク質の摂取とできれば3~4時間程度あけるようにするといいね。
また、グレープフルーツに含まれる成分は、肝臓での解毒酵素の働きに影響をあたえる。
薬を飲んでいる人はグレープフルーツに関して注意されるケースもあると思うけど、薬を飲んでいなくても、多量に食べたりジュースとしてガブ飲みは避けたほうがいいと思うよ。
今日の授業は、これで終り。
それでは、起立~~っ!
礼 <(_ _)> 。
解散~~ん!!
あなたが、最高の健康を手にいれ、いつもハッピーでいられますよ~に・・。
2015. 12. 14
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