鉄サプリは、摂った方がいいの？ - JHNA健康通信バックナンバー

鉄サプリは、摂ったほうがいい？

若いころは、年がら年中、氷をガリガリかじっていた、ホリスティック栄養学修士、ストレスニュートリショニストのナターシャ・スタルヒンです。

当時は、単純に氷が好きだからと思っていたけど、実は、「氷食症」といって体内の鉄が不足していたことを、栄養学の勉強をはじめてから、知ったのサ。

さあ、今日も元気に、いってみようか～～っ♪　

☆　　貧血女子は増えているけど…
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たまたま目にしていた女性週刊誌の記事に、「生理がある女性は、鉄サプリを摂るべし」的なことが書いてあったの。

確かに日本人の鉄の推奨量を下回っているし、鉄不足の女性は確実に増えている。

それに、日本では検診でフェリチン（鉄欠乏の良い指標）の測定が行われないため、鉄欠乏が見過ごされているという事実もあるのね。

でも、だからといって、閉経前の女性なら誰でも気軽に、「鉄サプリをとればいい」って、わけじゃないのよ。
　⇒ 鉄サプリ摂取には注意を！

通常、体内に吸収される鉄は1日1mgで、排泄されるのも1mgでバランスがとれているのね。

閉経前の女性は、生理で30mgの鉄を喪失するから、1日平均1㎎程度余分に鉄を体内に入れる必要があるのだけど、

通常は、食生活の改善で鉄を多く摂ることで対応できるはずなの。

鉄の代謝には恒常性を維持するメカニズムが強く働いていて、体内の鉄が減少すると、吸収率が高くなって、同時に排泄量が少なくなるという仕組みがあるから。

鉄不足なる人は、なんらかの原因でこのシステムがうまく働いてないのね。

鉄が不足するのは、腫瘍や子宮筋腫、体内の炎症や腸内環境の悪化、ピロリ菌やカンジダ菌が関与していたりするから、

きちんと検査して、鉄が不足する原因をまず、とり除くことを考えなくちゃね。

鉄欠乏性貧血がある、生理などによる出血量が多くて鉄が足りない、あるいは、妊娠中/授乳中などであれば、積極的に鉄サプリの摂取が必要になるね。

当然、摂取量などは、医師の指示に従うようにね。

☆　不足しないようにするには
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「鉄不足になるよりは、サプリで多く摂っておいたほうが安心なのでは？」

そんな質問を受けることもあるけど、サプリで鉄を摂り過ぎるのは、むしろ危険ともいえる。

ホリスティック栄養学では、医師から鉄欠乏の指摘を受けない限り、自分の判断で、鉄サプリは摂るべきではないとしているの。

米国の鉄サプリは、吸収率が高いうえ、含有量が日本のサプリとは、比較にならないほど多い。

だから、サプリ摂取では、余分に摂り過ぎてしまう可能性があるの。

単なるマルチビタミン&ミネラルでも、鉄を含まない製品を選ぶように指導するのよ。
（日本のサプリの含有量は微量だから気にする必要はないかもね)

鉄は、各細胞に酸素を運んだり、エネルギー代謝になくてはならない重要なミネラル。
不足しないようにしなくちゃね。

そのためには、

食事から鉄の確保を考える（特に動物性食品からヘム鉄を）。
鉄の吸収を阻害するものを避ける（コーヒーやお茶に含まれる「タンニン」や清涼飲料やスナック菓子にふくまれる「リン酸塩」など）。
胃酸が少ないと吸収されにくいので、(ストレスをなるべく避け)、リラックスした状況で食事をする。
鉄の吸収をよくするビタミンCを十分に摂るようにする

などを、実践してみてね。

へモグロビンづくりには、タンパク質と鉄に加え、ビタミンＣ、ビタミンB6、B12、パントテン酸、葉酸、銅なども必要なので、こうした栄養素にも目を向けてね。

☆　　あとがき
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若い時（20歳前後）に、過激なダイエットをしたこともあり、20代前半は、鉄欠乏で、貧血もひどかった。

前述のとおり、いつも氷をガリガリかじっていたし、夜になるとむずむず足症候群で、悩まされた。

手や足を切ったりすると、流れでる血の色は、赤というよりオレンジに近かったし、銭湯で、いきなりぶっ倒れたことも…。(スプーン爪には、ならなかったけど..)

かなり悲惨な状態だったけど、ホリスティック栄養学に出会い、食事やライフスタイルを改善していくにつれ、

自然と、氷は食べたいとも思わなくなったし、頭痛やむずむず足で悩まされることもなくなり、

鉄不足、貧血を指摘されることも、一切なくなりましたから～～っ！

あなたが、最高の健康を手にいれ、いつもハッピーでいられますように (^^♪

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2023. 4. 21
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■発行者：ナターシャ・スタルヒン

Japan Holistic Nutrition Association(JHNA)
一般社団法人
日本ホリスティックニュートリション協会

◆協会サイト： https://j-hna.org
◆情報サイト： https://jhna-stresscare.info
◆講座サイト: https://stressnutrition.jp

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